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着物クリーニング出来る種類は?着物アイテムから素材や状態など総まとめ!

着物クリーニング出来る種類は?着物アイテムから素材や状態など総まとめ!

自宅でお手入れが難しい着物は、基本的にクリーニングに出すことになるでしょう。

しかし、クリーニングなら何でもOKではないはずですよね。

クリーニング店に持ち込んでも断られてしまう場合もあるでしょう。

せっかくお店に持って行ったのに受け取ってもらえなかった…ということがないように、事前に確認しておく必要があります。

そこで今回の記事では、着物を扱うクリーニング店でクリーニング出来る種類について解説したいと思います。

七五三の着物、半襟、帯などのアイテム別だけでなく、ポリエステルや金箔や刺繍などの生地の種類、さらにシミやカビなどの状態の種類についても見ていきましょう。

着物を専門に扱うクリーニング店は、意外と幅広いクリーニングを行っています。

その内容を把握して上手に着物クリーニングを利用しましょう。

着物クリーニング出来る種類は?素材や状態によってクリーニング不可もある?

着物クリーニング出来る種類は?素材や状態によってクリーニング不可もある?

着物は洋服とは違い頻繁に着るものではないため、クリーニングに出す機会も少ないでしょう。

そのため、クリーニングできる種類、できない種類がわかりにくいですよね。

着物クリーニングには以下のようなわかりにくさがあるでしょう。

着物はいろいろな種類があるのでわかりにくい

着物と言っても、振袖や留袖などの着物だけでなく、帯、襦袢、半襟、小物などのアイテムもあります。

七五三やお宮参りなどの子供用の着物もありますね。

さまざまなアイテムがあるので、どれがクリーニングに出せるのかわかりにくいでしょう。

着物はデリケートな生地があるのでわかりにくい

また着物は刺繍や金箔が施してあったり、絞りの着物などデリケートな生地が多いですよね。

「こんな繊細な生地の着物をクリーニングに出して大丈夫かな…と不安になるかもしれませんね。

反対にポリエステルなどの自宅で手洗いできるような生地の場合も、出して良いのか迷ってしまうでしょう。

着物は取れにくい汚れが多いのでわかりにくい

さらに着物は汚れの種類も色々あります。

ファンデーション、お茶やコーヒーなどのシミから、汗による黄ばみやカビまでさまざまな汚れがあるでしょう。

洋服のように自宅でお手入れすることも難しいので、汚れがあった場合はクリーニングにお願いしたいですよね。

しかし「これくらいのシミなら大丈夫?」「この汚れはさすがにダメかな」と迷ってしまうでしょう。

 

このように、着物は「アイテム」「生地」「状態」の種類がさまざまなので、クリーニングに出す時に迷ってしまう方が多いでしょう。

次の章では、この3つのカテゴリーごとに、クリーニング出来る種類を解説していきたいと思います。

着物クリーニング出来る種類を解説!「アイテム」「素材」「状態」に分けて考えよう

着物クリーニング出来る種類を解説!「アイテム」「素材」「状態」に分けて考えよう

「これは着物クリーニングに出せる?」と迷わないように、ここからはクリーニング出来る種類をまとめてご紹介したいと思います。

着物クリーニング可能か考える時には、「アイテム」「素材」「状態」の3つのカテゴリーで考えるとわかりやすいでしょう。

ただしこれからご紹介する情報は、着物を専門に扱うクリーニング店に当てはまるものです。

着物をクリーニングに出す時は、「一般的なクリーニング店」「呉服店」「着物クリーニング専門店」があります。

呉服店と着物クリーニング専門店は着物を専門にクリーニングしていますが、一般的なクリーニング店は洋服がメインですので、そもそも着物の取扱いをしていないこともありますのでご注意ください。

着物を「一般的なクリーニング店」「呉服店」「着物クリーニング専門店」に出すメリットデメリットについては、こちらの記事「着物はどこでクリーニングするのが良い?」でお話していますので、気になる方はチェックしてくださいね。

また、着物を専門に扱うクリーニング店であっても、扱っていない種類が多い場合もあります。

一般的な着物を専門に扱うクリーニング店の情報として見ていただければと思います。

着物クリーニング出来る着物以外の「アイテム」の種類

着物クリーニング出来る種類と言えば、振袖、留袖、訪問着、袴、喪服などが思い浮かぶでしょう。

これらの着物は当然取り扱いがあります。

しかし、それ以外に以下のようなアイテムもクリーニング出来ます。

襦袢

襦袢も着物と一緒にクリーニングに出すことができます。

襦袢とは、着物の下に着る襦袢のことで、「長襦袢」「肌襦袢」があります。

長襦袢は着物と肌襦袢の間に着るもの、肌襦袢は肌に直接着る下着のことです。

肌襦袢は自宅で洗濯できるものがほとんどですが、取り扱っているクリーニング店もあります。

また、長襦袢は正絹のものが多く、クリーニングに出したほうが安心でしょう。

「着物+襦袢」のお得なセット料金になっているクリーニング店もありますので、賢く利用したいですね。

半襟

半衿は着物クリーニングに出すことができます。

半襟とは、長襦袢に付ける襟のことです。

着物や長襦袢本体の襟の部分に汚れが付かないようにする役割と、着こなしのアクセントになる役割もあります。

半襟は襦袢に縫い付けて使用しますが、簡単に取り外せるように布用両面テープで貼り付けて使用することもできるのが特徴です。

長襦袢にしっかり縫い付けている場合は、そのまま長襦袢と一緒に出すことができるクリーニング店もあります。

その場合は長襦袢のクリーニング料金で半衿も洗ってもらえるのでお得ですね。

取り外してクリーニングに出す場合には、半衿単品のクリーニング料金がかかることになります。

長襦袢に付けたままでもOKか、取り外す必要があるか事前に確認しておきましょう。

半襟のクリーニングについては、こちらの記事「着物クリーニングの半襟の扱いについて解説」でさらに詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

帯もクリーニングに出すことができます。

帯には「袋帯」「名古屋帯」「半幅帯」「兵児帯」などの種類があります。

袋帯とは、留袖・振袖・訪問着などに合わせる帯のこと。

名古屋帯は、小紋など普段使いの着物に合わせる帯です。

半幅帯は浴衣などに合わせるもの、兵児帯は薄くやわらかい生地の帯になります。

このような帯はクリーニングで洗うことが可能です。

正絹で作られているものが多いので、手洗いではなく基本的にクリーニングするようにしましょう。

また、綿やポリエステルの洗える素材であっても、帯の中には帯芯・接着芯があるので、自宅で洗うとその芯が折れて型崩れする恐れがあります。
自宅洗いOKの素材でもクリーニングに出すと安心ですね。

帯のクリーニングについては、着物クリーニングの中でも少し特殊ですので、こちらの記事「着物クリーニングの帯について詳しく解説!」で、さらに詳しくご説明したいと思います。

ぜひ合わせてご覧ください。

小物

さらに、小物についてもクリーニングが可能です。

小物を扱っていないお店もありますが、帯揚げ、帯じめ、腰ひも、重ね衿などを取り扱っている着物クリーニング店もあります。

小物は着物や襦袢のように毎回洗う必要はありませんが、必要な時に利用出来るクリーニング店をチェックしておくと良いでしょう。

 

また、足袋を取り扱っているクリーニング店もあります。

足袋はネットに入れて洗濯機で洗うことができますが、着物一式きれいに洗ってほしいという場合はクリーニングに出すのも良いでしょう。

子供用の着物

着物クリーニング店では、大人の着物と一緒に子供用の着物を取り扱っていることがほとんどです。

お宮参り、3歳、5歳、7歳の七五三など、子供が着物を着るシーンは何度かありますよね。

子供は汗をかきやすく、汚してしまうことも多いので、着終わった着物はすぐにクリーニングに出すようにしましょう。

一般的な着物クリーニングでは以下のようなアイテムに対応しています。

  • 七五三用祝着
  • お宮参り用祝着
  • 子供襦袢
  • 子供帯
  • 子供羽織り
  • 子供袴
  • 被布
  • 子供帯揚げ
  • 子供帯じめ

このように、子供の着物の基本アイテムはほぼクリーニング出来るでしょう。

子供の着物は頻繁に着るものではありません。

親子代々引き継いでいるケースも多いので、次は30年後という場合もあります。

将来また気持ちよく着れるように、きれいにクリーニングでお手入れしてもらう必要がありますね。

 

七五三の着物クリーニングについては、ここでお話すると長くなってしまいますので、こちらの記事「七五三の着物クリーニングを徹底解説!」で解説したいと思います。

また3歳の七五三のクリーニングに関しては、こちらの記事「七五三の3歳の着物クリーニングについて」も参考になるかと思います。

着物クリーニング出来る「素材」の種類

ここまで着物クリーニングに出せるアイテムに種類についてご説明してきました。

次に、着物クリーニングできる「素材」について見ていきたいと思います。

「絹」「木綿」「麻」「ウール」「ポリエステル」の着物はどれもクリーニング出来ます。

また、「絞り」「刺繍などの特殊加工」の着物もクリーニングが可能です。

基本的にはドライクリーニングになりますが、しっかり汚れを落とす必要がある場合は、水洗いをする場合もあります。

絹の素材の着物

絹は洋服でも着物でも上質な素材として知られていますね。

光沢があり美しく、手触りの良いやわらかい品質が特徴です。

他の素材にはない上品さが魅力と言えますね。

しかし絹は湿気に弱く、汚れやすいという難点があるため、クリーニング店できれいにお手入れすることが必須です。

木綿の素材の着物

木綿(コットン)は、洋服ではお馴染みの素材ですね。

着物の場合は、木綿は普段着用の着物に使われています。

肌触りが良く、通気性に優れていることから、単衣の着物や浴衣に使われることが多いです。

ただし、シワになりやすいという難点がありますので、取扱いには注意が必要です。

手洗いできるものであってもクリーニングに出すのが賢明でしょう。

麻の素材の着物

着物に使われる素材の中でもっとも軽く、通気性に優れているのが麻です。

その特性を活かして、夏の普段着用の着物に使われています。

麻には色落ちしやすい、型が崩れやすいという難点もありますので、手洗いではなくクリーニングに出すことをおすすめします。

ウールの素材の着物

洋服と同じように、ウールは冬用の普段使いの着物に使われる素材です。

落ち着いた色のものが多く、使いやすいという特徴があります。

シワになりにくく、比較的丈夫な素材なので、普段使いの着物にはピッタリと言えますね。

また、ウールは基本的に暖かいものなので、夏場に着ると暑いのでご注意ください。

比較的丈夫な生地ではありますが、クリーニングに出してしっかりお手入れすると良いでしょう。

ポリエステルの素材の着物

ポリエステルの着物は安価で手に入る気軽さがあるので人気が高いです。

シワになりにくく、お手入れも簡単なので初心者の方でもカジュアルに楽しむことができるでしょう。

基本的に水洗いOKのものが多いですが、型崩れなどがないようにクリーニングに出す方も多いです。

また生地はポリエステルでも、金箔や刺繍などの装飾が施されている場合は、手洗い不可の場合もあります。

 

ポリエステルの着物クリーニングの詳細は、こちらの記事「ポリエステルの着物クリーニングの出し方を解説」で詳しくお伝えしておりますので、ぜひご覧ください。

絞り(総絞り)

絞りとは、布の一部を糸で括ってから染めて、その部分だけ染まらないようにして模様を作る方法です。

特に、布地全体に絞りが施されている「総絞り」は高級な着物と言えるでしょう。

絞りの着物は美しい反面、水につけられず、汚れが落ちにくいという難点があります。

着物クリーニングでは、絞りにも対応していることが多いので、汚れた場合でも安心して預けることができるでしょう。

絞りの着物をクリーニングに出す時に注意点などは、こちらの記事「■24総絞りの着物クリーニングの出し方を解説」でさらに詳しくお伝えしたいと思いますので、気になる方はぜひご覧ください。

刺繍や金箔などの特殊加工

高級な着物には、刺繍や金箔、銀箔などの特殊加工が施されていることがありますよね。

「こんな繊細な着物をクリーニングに出しても大丈夫?」と心配になる方は多いでしょう。

しかし、着物を専門に扱うクリーニング店なら、このような特殊加工にも対応しています。

ただし、見積りをとって高額になることもありますのでご注意ください。

着物クリーニング出来る「状態」の種類

最後にご説明するのは、着物クリーニング出来る「状態」についてです。

これは意外と大事なので覚えておいてくださいね。

ここまでご紹介してきたように、着物の「アイテム」「素材」は大抵クリーニングに出すことができます。

さらにそれらの着物が、以下のような状態になっていてもクリーニングすることができるでしょう。

その状態とは「食べ物などのシミ」「ファンデーションの汚れ」「時間が経った黄ばみ」「カビ」が主なものです。

1つずつ見ていきましょう。

食べ物などのシミ

着物を着ている時はいつも以上に注意していても、食べ物や飲み物がついてしまうことがありますよね。

コーヒーやお茶などの飲み物、醤油やソース、ケチャップなどのシミのついた着物は、そのままクリーニングに出すことができます。

食べ物のシミはドライクリーニングでは落ちにくいため、特別な「しみ抜き」作業が必要になります。

汚れの状態に応じて追加料金がかかるのが一般的です。

ファンデーションや口紅の汚れ

ファンデーションや口紅もつきやすい汚れでしょう。

化粧品の汚れがついてしまった着物もクリーニング可能です。

ドライクリーニングの前には下洗いをするのですが、その段階できれいになることもあります。

ドライクリーニングでは取れないと判断された場合は、「しみ抜き」作業が追加されることになります。

時間が経った黄ばみ

久しぶりに着物を出してみたら黄ばみになっていた…ということはよくあります。

これは、汗や皮脂汚れなどがついたままの状態で保管していたために、変色してシミになった可能性が高いです。

このような黄ばみの状態の着物もクリーニングが可能です。

しかし、ついたばかりのシミとは違い、黄ばみは時間が経っているため非常に取りにくくなっています。

そのため、普通のしみ抜きの倍以上のしみ抜き料金がかかることもありますのでご注意ください。

カビ

長年保管していた着物にカビが発生していた…ということもあるでしょう。

広範囲にカビが生えている場合も少なくありません。

そんなカビだらけの着物もクリーニングに出すことができます。

カビの着物の場合は「カビ取り」の追加作業が行われて、きれいにカビを除去していきます。

カビは着物汚れの中でも特に厄介なもので、クリーニングに出す時には、質の高いお店を選ぶことも大事ですね。

こちらの記事「■■■■■22カビのついた着物をクリーニングに出す方法」では、カビのついた着物クリーニングについてさらに詳しく解説したいと思いますので、ぜひご覧ください。

このように、食べ物や化粧品によるシミ、時間が経った黄ばみ、カビなどの状態の着物はそのままクリーニングに出してOKです。

しかし、穴が開いていたり破損している場合は、クリーニング不可と判断されるでしょう。

また、著しく汚れていたり濡れている場合もお断りされますので注意してくださいね。

着物クリーニング出来る種類を把握してクリーニングを上手に利用しよう

今回は着物クリーニング出来る種類についてお伝えしてきました。

着物クリーニングを上手に利用するためには、どんなアイテムを出せるのか、どんな素材の着物を出せるのか、どんな状態の着物を出せるのかを把握しておくと良いでしょう。

「アイテム」と「素材」の種類に関しては、ほとんどのものが出せると言えます。

「状態」についても、食べ物や化粧品汚れはもちろん、カビや黄ばみなどのついた着物も出すことができます。

ただし、洋服メインの一般的なクリーニング店では対応していないことが多いのでご注意ください。

今回ご紹介したような種類に対応しているのは着物を専門にクリーニングしているお店に限られます。

どんなクリーニング店があるかわからない!という方は、こちらの記事「着物クリーニングのおすすめは?人気店をランキング形式で比較」をご覧ください。

当サイトおすすめの着物クリーニング専門店をご紹介しています。

着物専門クリーニング店を上手に利用して、大切な着物をお手入れしていきましょう。